MATHEMATICAL OLYMPIAD ARCHIVE

EGMO 2024
問題 3

DIFFICULTY4
EGMO 2024 問題3の日本語問題文

PROBLEM WORKSPACE

ヒント

PUBLIC
ヒント 1

でっかい nn の約数 dd をとってみましょう.

ヒント 2

任意の素数 pp に対して,pp で割り切れる奇妙な正整数は高々 33 つであることが言えればOKです.

略解

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任意の素数 pp について,pp で割り切れる奇妙な正整数が高々 33 つであることを示せばよい.

奇妙な正整数 AA であって,合成数であるものをとり,AA の最小の素因数 pp をとると,A=pqA=pq なる正整数 qq が存在し,

n(n+1)q(q+1)=p(pq+1)q+1=p2−p(p−1)q+1\dfrac{n(n+1)}{q(q+1)}=\dfrac{p(pq+1)}{q+1}=p^2-\dfrac{p(p-1)}{q+1}

は整数となる.qq が合成数と仮定すると pp の最小性より q≥p2q\geq p^2 が成り立つので p(p−1)q+1\dfrac{p(p-1)}{q+1} は整数になり得ない.よって qq は素数であり,素数の組 (p,q)(p,q) は以下の式を全て満たす.

p+1∣q(q−1),q+1∣p(p−1),p<qp+1\mid q(q-1),\quad q+1\mid p(p-1),\quad p\lt q

p+1=qp+1=q のとき p=2,q=3p=2,q=3 より A=6A=6 であるがこれは奇妙な整数でなく不適である.よって p+1<qp+1\lt q であり,特に p+1∤qp+1\nmid q である.よって p+1∣q−1p+1\mid q-1 である.一方で q+1q+1 が pp の倍数でないとき q+1∣p−1q+1\mid p-1 が従うが,これは p+1<qp+1\lt q に矛盾する.よって q+1=kpq+1=kp なる正整数 kk が存在する.従って

p+1∣q−1,q−1=kp−2=k(p+1)−(k+2)p+1\mid q-1,\quad q-1=kp-2=k(p+1)-(k+2)

より p+1∣k+2p+1\mid k+2 であるので,k∣p−1k\mid p-1 と合わせれば k=p−1k=p-1 が従う.よって奇妙な正の合成数は p2−p−1p^2-p-1 が素数となるような素数 pp を用いて

p(p2−p−1)p(p^2-p-1)

と表される.また,11 および任意の素数は奇妙な整数である.以上より任意の素数 pp に対して,pp で割り切れる奇妙な正整数は高々 33 つなので,題意は示された.

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