n=1,3 以外に条件を満たす正整数 n が存在すると仮定して矛盾を示そう.
まず,平方数に 1,2 を足した整数は平方数となり得ないので a1=1 であり,n は奇数である.また,ある正整数 m<d(n) が存在して,以下が成り立つ.
- 1,3,…,2m−1 は n の約数であるが,2m+1 は n の約数でない.
ある正整数 k<m について,a1=1,a2=3,…,ak=2k−1 が成り立つとき,条件より,al=2k+1 なる l に対して
k2+ak+1+⋯+al=(k+α)2+2k+1=(k+β)2
なる整数 0≤α≤β が存在するが,右の等号が成り立つためには
α=0,β=1,l=k+1
が必要である.すなわち,以下が成り立つ.
a1=1,a2=3,…,am=2m−1
このとき,ある奇数 γ≥3 が存在して
m2+am+1=(m+γ)2
より am+1=γ(2m+γ) が成り立つ.よって al=2m+γ なる整数 l≥m+2 とある整数 α≥γ が存在し,
(m+α)2+2m+γ≥(m+α+1)2
が成り立つが,これより α≥γ≥2α+1 が従い,矛盾する.
以上より求める n は 1,3 のみである.